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私の可愛い変態ペット
第4章 抗争演劇部
「どうやってここに入ったの?」
誰にも見つからなかっただろうな?
「窓ですよ」
ふてぶてしい事にケロッとして答える白川。
確かに朝は開いていなかったはずの窓が開いていて、清々しい朝の風にカーテンがはためいている。
「泥棒か!!」
それどころか、先程聞き流せない言葉を聞いた。
優しくキスで揺り起こすとかなんとか…。
『住居侵入罪』に次ぎ『準強制わいせつ罪』
法律なんて変態には知ったこっちゃないのか?
「嫌だなぁ、まだ何も取ってないですよ…」
「まだってなんだ、まだって」
取るつもりだったのか?
「このウサギのぬいぐるみなんてどうですか?これを柚子葉様だと思って抱いて寝ますから」
「絶対にやらんっ」
白川からむしり取るようにしてぬいぐるみを奪い返した。
毎日抱いて寝られるなんて鳥肌が立つ。
この人形は大切なものなのだ。
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