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私の可愛い変態ペット
第4章 抗争演劇部
力が抜ける…。
「可愛い」
そう言って白川は私の首筋にキスを落とした。
「秋芳なんかに渡さない…」
…!?
なんだかやけに必死だと思ったはずだ。
これって嫉妬というやつだろうか?
いつの間にか八頭くんの事を秋芳だなんて名前で呼ぶくらい仲良くなっているみたいだけれど。
嫉妬なんてそんな誤解だ。
だって、八頭くんはどう見てもどう聞いても日向さん一筋なんだから。
『朝、日向さんを迎えに行きたい』ただそれだけのために、こんな早い時間から仲良くも無い人間を出待ちなんて到底私には真似出来ない。
それだけ日向さんへの想いが強いって事だ。
「あの…八頭くんはさ…」
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