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私の可愛い変態ペット
第4章  抗争演劇部





いや、そもそも私は白川のものなんかじゃないぞ。


誤解もなにもないじゃないか。


弁解する必要なんてないはずだ。



「あのさ……」



白川の背後から声がした。



「俺との約束、忘れたわけじゃないよね…?登校時間に間に合わなくなるから、さっさとヤってね」



そこには八頭くんがいた。


片手の指にスニーカーを引っ掛けて、脚を組んで部屋の窓の窓枠に座っている。


白川といい八頭くんといい、こいつらはルールや法律ってもんを知らないのか。


住居侵入罪。


招いてないのに、勝手に窓から入ってくるな。


白川が八頭くんに気を取られているのを見計らって力いっぱい押し退けた。



「『さっさとヤってね』じゃない……」



沸々と怒りが湧いてきた。



「勝手に女の子の部屋に入って来るな馬鹿ども、二人ともそこに座れっ!!」



ビッと指をさして言った。


迫力に押されてか白川も八頭くんも慌てて言われた通りに座る。



「誰があぐらかいて良いって言ったの?正座に決まってるでしょ…」



反論も無く静かに、あぐらをかいていた八頭くんが座り直した。


…や、やってしまった。










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