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金木犀
第5章 傷ついた心





俺じゃないなんて言いながら。


愛歩を守れなかった俺が悪いんだ。


もし俺が愛歩の兄貴の立場なら、
間違いなく俺をボコボコにしてる。


愛歩を襲ったやつは…もっとボコボコに。


愛歩の兄貴は、自ら俺らの高校に赴き
愛歩をレイプした男6人を特定し、
事情を話し、退学にさせた。


更に、男達が少年院に入る直前、
自分の悪友の男達にボコボコにさせ、
男達の骨を3箇所ずつ折った。


俺がそこまでされない理由は分からないが
毎日殴られ、俺の精神もボロボロになりつつあった。


…でも、愛歩はもっとボロボロなんだ。


愛歩に会いたい。


会わせてほしい…


そう、願い続けて。


断られ続けて。


殴られ続けて。


気付けば1年以上が過ぎていた。







愛歩SIDE


学校に行っていれば、高3。


夏休みを明け、大学受験に向けて勉強してる筈の
9月がやってきた。


相変わらず声は出ないけど、
死にたいとは思わなくなって
自分で車椅子で病院内を回ったり
先生と手話を練習して
手で会話出来るようになっていた。


見るだけでパニックになってた男の人は、
体はビクついてしまうけど、
パニックにはならないようになった。


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