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人妻縄人形 第二章 淫華惑乱
第1章 義父の部屋で
 由布子の中に衝撃が走った。


「輪ゴム、タコ糸じゃなく、輪ゴムですね。ありがとうございます。」


 最後まで言う前に、携帯は切られていた。


(輪ゴム、輪ゴムですって、本当に怒らせてしまったわ。どうしよう、私、でも、来るときって、まだ、見棄てられた訳じゃないんだわ。木谷専務に連絡しなきゃ。)


 タコ糸ではなく輪ゴム。
 しかも、自ら外すことを許されない乳首への枷。
 主から課せられた、繋がりの枷、タコ糸は褒美、輪ゴムは罰、さらに言えばキツく巻かなければ主からの許しは得られない。
 由布子は一樹の怒りの強さを思い、身震いした。

 由布子との電話を終わらせると一樹は、もう一度浴室に戻り浴槽に身を沈めた。


「ヤレヤレ、由布子のやつ秘書でいたいだと!甘やかしすきたな。どうするかな?まあ、木谷君の報告待ちだな。まったく、困った女だ!いかんいかん、今は、静香を可愛がることだけ考えろ!」


 そう言うと、ザブンと頭を浴槽に沈めた。
 浴室を出て身体を拭き、寝室に戻ると静香は寝息を立てて、眠っていた。
 どうするかと、ベッドの横に座り静香の寝顔を見ていたが、不意に携帯が鳴った。


「もしもし、木谷です。社長、三宅君から連絡がありました。どうやらネズミが矢吹君に新しいエサを与えたみたいですね。」


「なるほどな、それで婚約破棄なんだ。てことは、矢吹君には、相当なエサが撒かれてるわけだ。由布子君はまだ彼に未練があるみたいだから、彼女を使う気だろうね。まだ、会ってないんだろう?」


「はい、そのようです。それと、社内のネズミの正体が見えて来たようです。三宅君と会ったらハッキリ分かると思います。」


 木谷専務の声に獲物を追い詰めた、獰猛なケダモノの喜びが携帯の向こうから伝わってきたように、一樹は感じた。


「ヨシヨシ、後で連絡してくれ。それと、由布子君の結婚式は予定通りにしてやりたいんだが、難しいかな?」


「いえ、今のところは何とも言えません。ただ、私も彼女の結婚式には出たいですからねぇ。違う相手が見付かれば別ですが?」


 木谷専務の違う相手という言葉に、一樹は突然別のアイデアが浮かんでいる事に驚きを感じた。


「違う相手かね?いないこともないがね。そいつは矢吹君がダメな時だな。まあ、むこうさま次第だしね。じゃあ、由布子君を頼むよ。」
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