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人妻縄人形 第二章 淫華惑乱
第2章 縄炎(じょうえん)
 込み上げる感情と理性と、甦る快感の残り火が静香を責め苛なんだ。
 全てを振り切るように、口唇奉仕を続ける静香を見ながら一樹は、


(ふふ、迷ってるな。このまま奴隷でいるか?解放されるか?その迷いも、由布子がくるまでだな。来たら、解放を望むだろうな。一時的にな。しかし、女は一端思い切ったら、それで終わりだからな。まっ、その時はその時か?)


 口唇奉仕を続ける静香のアゴの下に手を入れ持ち上げ、自分の方に向かせ、


「静香、夕食の用意をしてくれるかな?ソロソロ食べておかないと、お客が来るんでな。」


「えっ、夕食?もう、そんな時間?はい、用意します、お義父様。あの、このままじゃ、お願いします。」


「ん?あぁ、縄か、切ってやるよ。しかし、綺麗だな、静香。もったいないが、仕方ないな。後を向くんだ。」


「はい、ありがとうございます。嬉しいです、綺麗だなんて、、」


(バカッ、綺麗って言われて、なに喜んでんの!でも、、嬉しい、、あたし、見られて喜んでる?露出狂じゃない!由布子さんが、来るって、言ってたわね。そんな、彼女に見られるの?うそっ、、でも、作らなきゃ、、今は、夕食ね、、。)


 あれほど嫌悪していた義父の男根を愛しいと感じ、ビデオに撮られていることを拒否していたはずなのに、静香は今、義父の施した縄化粧を解かれながら、嬉々として夕食を作ろうとする自分に疑問を感じることはなかった。
 全ての縄を切り終わり、試すつもりで一樹は静香の唇に唇を重ねた。


「んっ、んふ、んん、、」


 静香の唇が一樹に応えるように開かれ、義父の舌と唇を吸い求めた。


(ふふ、矢張な。バリアーが少し弱まったな。由布子が来るのがわかりながらこれなら、レズまでは持って行けるな。クククッ、そこから先が楽しみだな。)


 心の中で舌舐めずりをしながら、一樹は静香の舌と唇を味わっていた。


「ふふふ、キスを楽しめたかい?そうそう、夕食はエプロンだけを着けるんだぞ。俺に全てを見せながら作るんだ。良いね。」


「えっ、裸にエプロン、ですか?そんな、でも、お義父様、本気ですよね。わかりました。それで、作ります。」


 戸惑いから、自分を納得させるように返事をしながら、義父の手から濃い紫のエプロンを身に付けた。


「うん、綺麗だ、静香。材料は冷蔵庫に揃ってるはずだからね。」
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