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人妻縄人形 第二章 淫華惑乱
第2章 縄炎(じょうえん)
 ご存知の方という言葉に静香は、ドキリッとしたが黙って料理に専念することにした。
 綺麗なヒップが二つ並んで台所に立ち、微妙に動き続ける若い女体に一樹は、愛情と淫らな欲情を覚えていた。


(ふふ、由布子は納得して言うことを聞くだろうが、静香はどうだろうか?俺を信じて言うことを聞くか、それとも?まあ、渡辺と由布子次第か?)


 料理の良い香りが台所に満ち始め、出来上がりが近いことを一樹に教えていた。


「静香、こっちへおいで、テーブルの下に入るんや。」


「えっ、あの、お料理は?テーブルの下ですか?」


 少し戸惑いながら、静香は聞き返していた。


「うん、そうや、俺の前のテーブルの下に入るんや。そこに座って、俺のをしゃぶるんや。俺を満足させるんや、静香。」


「それって、由布子さんの目の前で?でも、どうして私なんです?由布子さんじゃなく、私なんですか?」


 少しのヤキモチと、他人の前で義父のモノをシャブル事に静香は、羞恥より由布子に対する勝利感を感じていた。


「由布子よりか?それは、お前が俺の奴隷で、正式に結婚は出来ないがな。しかし、これからはずっと一緒に妻として俺の側に居て貰いたいからさ。ふふふ、これだけじゃ理由にならないか、静香?」


「えっ、あのっ、妻って?あの、お義父様の、ですか?只の奴隷秘書かと、思ってました。つまり、奴隷で秘書で妻ですか?」


 静香の答えを聞いて、一樹はどす黒い笑いが込み上げて来るのを押さえられなかった。


「あぁ、女房は死ぬ前に、お前の事を私の代わりにって、な。俺にだけ言い残して、逝ったんだ。いやなら、いいぞ、今まで通りでな。」


「えっ、お義母様が!そんな、ホンとなら、私、、。」


 静香の中に義母の優しい笑顔が浮かび、義母の思いが彼女を包んだような温かさを感じ、義父への思いがさらに高まるのだった。
 今までの迷いや由布子へのヤキモチを忘れるように、テーブルの下に潜り込み一樹の膝の前に座った。


「そうや、女房は俺の性癖を知ってたんや。彼女はセックスでは、俺の奴隷やったがな。身体が弱かったからな。ふふ、静香、お前は身代わりじゃなく、俺の女房になるんや。いやか?」


 思わぬ義父の告白に静香は混乱したが、俺の女房という言葉に彼女は不思議な幸福感に包まれていた。


「お義父さま、嬉しい。」
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