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第3章 愛はやさしくない

　絶頂の波が去るまで、そうして焦らす愛撫をして、クールダウンしたらまためちゃくちゃに突き上げて、絶頂がちらついたらまた焦らして。それを、何度も何度も、何度も、何度も、


「ひっ、あ、ああぁ、も、死んじゃう、よぉ……！」


　茉由が、壊れるまで。

　でも、華奢な茉由は案外丈夫で、抱いても抱いても壊れなかった。どんなに泣かされても、壊されようとしても、俺にしがみついてもどこまでもついてくる。


「あぁんっ、はぁあ、ヒロくん、好き……すき……！」

「茉由……」


　突き上げて、かき回して、茉由が何度イッても。俺のそれはいつまでもかたく、芯を持って萎えなかった。


　――夜が明けて、声が枯れて、体力が尽きるまで、俺は彼女の小さな体を延々と揺すって、抱き潰して、甘い声を貪りつづけた。