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はじめてをきみに
第1章 きみの名前を呼ぶ

暗闇に慣れてきた目に、先輩の柔らかな笑みが映った。


「……うれしい」


先輩が、顔の横についた俺の右手に頬をすり寄せる。


「あのね、」

「うん」

「私、いつも恥ずかしくて、ちゃんと言えなくてごめんね」

「うん?」

「私も、翔太が好き。すごく、すごく好き。ずっと目指してて、翔太も応援してくれて、やっとのことで入った今の大学だけど、翔太と会えなくなるくらいなら、地元の大学に行けばよかったって本気で後悔するくらい、好き」

「っ」

「だから、んっ」


俺は、反射的に先輩の唇をふさいだ。だめだ。


「それ以上はだめ」

「え?」

「優しくできなくなるので、それ以上うれしいこと言わないでください」


俺の言葉に、先輩は少し笑った。そして視線を絡め、どちらからともなく唇を重ねた。



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