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第1章 きみの名前を呼ぶ

「先輩、見せて」

「う～～～～恥ずかしいよ……」

「大丈夫、きれいだから」


頭を撫でてそっとキスをする。先輩は恥ずかしがりながらも、唇を柔らかくして応えてくれる。


ふ、と力が抜けた瞬間を狙って先輩の手をそっと退けて、両手で優しく乳房に触れた。


大きすぎず小さすぎず、手のひら全体を使って揉み上げると、心地よい弾力を返してくる。


柔らかい……。


しばらく、その心地よさを堪能した。むに、と、少し力を入れて掴むと、五本の指のあいだから白い柔肌が盛り上がる。


「んっ……」

「柔らかくて気持ちいいですよ」

「そういうの、言わなくていい……っ、あっ！」


右手の人差し指が、ふいに乳首に触れた瞬間。


恥ずかしがって、両手で顔を覆っていた先輩が、喉を反らして声を上げた。