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はじめてをきみに
第1章 きみの名前を呼ぶ

俺は、人差し指と中指のあいだでツンと立っている右の乳首に、ねっとりと舌を這わせた。


「ああんっ!」


先輩はびくりと体を震わせて喘ぐ。


いい反応だ。感じやすいんだな。


もっと、もっと感じさせたい。欲は溢れるばかりで、俺は尖らせた舌先で熱心に乳首を攻めたてた。


乳輪をそろそろと撫でて焦らして、突然ちゅぱっと吸い付いたり。
左へ右へ、断続的に舌先で弾いたり。
軽く歯を立てて甘噛みしたり。口に含んで何度もじゅるじゅる吸い上げたり。


そのたびに先輩は、陸に上がった魚のようにピクピク跳ねてかわいい声を上げた。


「あんっ、あっ、」

「これイイ?」

「んっ、も、やぁっ」

「こっちもしてあげる」

「んああっ」


左の乳首も同じように攻めたてた。先輩の声が、どんどん快楽に溺れていく。



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