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はじめてをきみに
第1章 きみの名前を呼ぶ

そうして、最初から、最後まで、ゆっくり、ゆっくり。どれくらい時間をかけただろう。
俺と先輩の腰が、ぴたりと重なった。
「ぜんぶはいった……」
今日までずっと、なにものも受け入れたことのなかった先輩のナカは、狭くてきつい。
俺の形に広げるため、しばらく体を密着させたままじっとする。
先輩は、少し苦しそうに眉を歪めて目を閉じていた。
「痛いですか?」
「ちょっとだけね」
「すみません。……じゃあ、こっちに気ぃ向けて」
「あんっ」
繋がったまま、その上にあるクリトリスを親指でこねると、先輩が甘い声を上げて俺にしがみついた。
「あっ……」
同時にナカが収縮して、俺のを容赦なく締めつける。強い快感に、思わず声が漏れる。

