この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
はじめてをきみに
第2章 据え膳が前のめり

「りょうへい……っ」
「亜衣……んっ……」
あたしは、夢中で胸を攻める遼平の顔に手を添え、引き寄せ、キスをした。そして、胸をやんわり揉み続けていた彼の左手を取り、――蜜に濡れるそこへと導いた。
「!」
「ここもさわって……? おねがい……」
「……っ、亜衣……!」
見つめながら懇願すると、遼平が一瞬息をつめる。
そしてあたしにめちゃくちゃなキスをした。遼平には珍しい、貪るようなそれに、どうしようもなく興奮が高まる。
「亜衣、ここはどうやって触ってほしいの?」
「んっ……、ナカに、ゆび、いれて……」
「ナカに……ここで合ってる?」
「んんっ、うんっ、合ってる……っ、それで、ナカこすって、親指で、上の気持ちいいとこ、ぐりぐりして……っ」
「……ここ?」
「あん! あああっ、んああ、きもち、いいよぉ……!」
ナカを擦られ、クリトリスをぐりぐりといじられ、あたしは体をビクビクさせてはしたなく喘いだ。
遼平が、あくまで真面目に問いかけて、実直に要望に応えてくれるから、恥ずかしいセリフのはずなのに、躊躇なく口にしてしまう。
自分が口にしたエッチな言葉と、遼平の素直な愛撫、二重の刺激に、気持ちいいのが止まらない。
――もう我慢できない。

