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はじめてをきみに
第3章 愛はやさしくない

「ぁああっ! ふぁあっ、だめ、そんな、はげし、く、したらぁ……っ」
服を引きちぎるように、半ば無理やり全裸にして、恥ずかしがって泣く茉由に俺の体を跨がせた。互いの目の前に、互いの股間がさらされる形だ。
いつもなら、電気を消して、いたわるように服を脱がせて、唇から、首、鎖骨、胸、へそ、となぞるようにキスをする。舐めていい? と訊いて、こくり、と茉由が真っ赤な顔で頷くのを確認してから、慎ましやかに茂る陰毛にそっと舌を這わせる。
そういう手順をぜんぶすっ飛ばして、昂ぶりに任せて目の前の秘芽に吸い付いたら、茉由は今までに聞いたこともないような高い声で、悲鳴を上げるように鳴いた。この体勢だと本当によく見える。充血しきったそこの皮を剥いて直接舌先でれろれろいじくったり、じゅるじゅる音を立てて吸い上げるたびに、茉由が背を反らして喘ぐ。
腹に時折ぽつぽつと落ちるあたたかい雫は、茉由の涙だろうか。そう思うと俺はもう興奮しかしなくなっていた。
「そんなエロい声出るんだね、茉由。知らなかった。気持ちいい?」
「はぁっ、あ、ぁあ、」
「ねえ、俺も気持ちよくしてよ」
じゃないと許してあげないよ。
意図して、低い声で言う。そのほうが興奮するから。茉由は焦ったように息をつめて、俺のベルトに手を伸ばした。かちゃかちゃとおぼつかない手つきでなんとか外して、ズボンのジッパーを下す。
「……出して」
すでに下着を押し上げているそれを見て息を呑む茉由に指示をしたら、彼女はおそるおそる俺の下着をずりおろした。
「わっ」
遮るものを失って、ぼろん、と屹立したそれに、茉由が驚いて声を上げる。それが彼女の頬をぺち、と叩くさまに、また嫌になるほど興奮を煽られる。

