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中編小説
第1章 天使捕縛(竹中半兵衛×石田三成)
「少しやり過ぎちゃったかな?でも耳に息を吹きかけられただけで達しちゃうなんて君は女の子よりもいやらしい身体だね。」
「申し訳ありません…。」

三成は半兵衛の顔を見れなかった。

彼は半兵衛が書を書いてる姿が一番好きだった。
お世辞にも三成は字があまり上手でなく半兵衛から習っていた。

男にしては細くしなやかな半兵衛の指先を見とれた事があった。

半兵衛はそっと包み込むように三成の身体を抱き締めた。

「怖がらなくていいよ、君があまりにも可愛いからついつい虐めてしまいたくなるんだよ、許してくれたまえ。」

蜂蜜の毒のように三成の身体を蝕む半兵衛の声にまた彼の脳は桃色の靄が包み込んで溶かしていく。

蜂蜜の罠(ハニートラップ)とは上手く言ったもので経験なき凶王三成と呼ばれ恐れられる天使にはただただ、甘い蜜の罠に溺れていくだけ。

「三成君のおちんちんまた勃起してるね。」
「ひぁぁっ!」

射精して濡れた下履きの股間を半兵衛の指先が形をなぞり先端を甘く擦った。

しなやかな半兵衛の指を包み込むのは上質の絹の手袋。
剣を持たない日は普段は絹の手袋をしている。

細く長い半兵衛の五本の指はまるで海に揺れる触手生物の磯巾着のようにゆっくりと三成の陰茎の先を絡みつくようにくすぐる。

布越しにじっくりと亀頭を指先でくすぐられ、雁首をなぞり、彼の陰茎は堅く張り詰めじんわりと染みがますます増えて下履きを濡らしていった。

「ああっ!はぁ…そこは…お許しをっ。」
「亀頭と雁首、こうして優しく撫でられてみたくない?」
「ひやっ!耳は!」
「少しは我慢しなよ三成可愛い声ばかり出してよがってるともっとお仕置きして壊してしまいたくなる。」

相も変わらず半兵衛は三成の耳の穴にふぅっと息を吹きかけては甘い声色で囁いた。

息を吹きかけられる度に三成の身体は大きく跳ね、脳内が快感の深い靄に包まれていく。

しかもわざと射精感を煽りながらもなかなか達せる程の刺激は与えない。
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