この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第40章 更に抉られる、傷痕


清崎は一瞬唇を歪め俯くが、森本の胸を指で軽く押し、低く言った。



「――今度こそ、決めなさいよね」

「んん?決めるって?」

「逃げないでよね――彰」


彼女の瞳の中の、ほの暗い焔に彼が気圧されて口をつぐむと、彼女は彼を見詰めたまま家の中へと入っていった。

ふう、と溜め息を吐いてリビングの方向へ顔を向けるが、両親はまだ帰っていないようだった。

――別に、どうでもいい。

心の中で吐き捨てながら二階へと上がり、自分の部屋へ入りベッドへ倒れ込んだ。

烈しく抱かれた気だるさを持て余すように、自分で自分の身体を抱き締める。






/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ