この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しては、ならない
第42章 最初で最後の……
彼は、唖然とする私を壁に押し付けて首を傾げた。
「だめ?」
「――っ……だ、だって……
もしも誰かに見られたらっ」
「あはは、ちょっとだけ離れた所に行くから、大丈夫だよ」
「……っ」
「なあに?それとも……部屋の中で俺と居る方がよかった?」
妙に色っぽい目で誘う様に言われて、頬がボッと熱くなった。
彼に指で頬をゆっくりと触れられる。
「可愛いなあ」
「か……可愛いだとか、言わないの!私はこう見えても」
「こう見えても大人ですからって?ふふふ」
「っ……」
「いいじゃん、本当に可愛いんだから」
「へ、変な事いわないでっ……」