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愛しては、ならない
第46章 小さな逃避行②



「西本……君っ……ああっ」

「――その呼び方は……やめろっ……」



俺は、身体を起こして彼女の腰を抱き、反対に組み敷く体勢になった。

太股を掴み大きく広げ、再び真上から突き刺す。

初めての証拠の赤い滴りが白い脚を彩っていて、そのコントラストに美しさを感じ、俺の興奮に拍車をかける。

彼女は突かれたその時から俺を締め付け、声をあげた。



「ああ……っ……痛かったけど……い……今、気持ちいっ……西本く――」

「……剛……と呼べよ」



彼女の胸元にキスで徴をつけながら、俺は命令口調で言った。


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