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愛しては、ならない
第7章 遊園地での賭け②
それを聞いた祐樹は一瞬顔を曇らせたが、悟志のドタキャンは良くある事なのだ。
それに、今回のお出掛けはいつもとは違う。
自分より年上の
"お兄さん"も一緒に行くという事を祐樹は何よりも楽しみにしていたので、悟志が行けなくなった事にはそれほど落胆はしなかった様子で、駄々をこねる事もなく、いつもの就寝時間には自らベッドへ行き
「明日早いから、僕先に寝るね?
ママもなるべく早く休むんだよ~?」
とまるで大人の様な事を言い、横になった途端コロンと眠ってしまったのだ。