この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第49章 それぞれの決別



悟志は、思い出したように手を叩くと、真歩に額をくっ付けて『真歩さん……ちょっとだけ、目を瞑って』

と言った。

真歩は、再び近くなった彼の顔にバクンと胸を疼かせながら、期待と不安の中で瞼を閉じる。

悟志のクスクス笑う声が耳を擽った。



『おやあ、珍しく素直だねえ』

『……だ……だって……悟志さんが目を瞑れって言うから……』

『ふふふ』



悟志は、真歩の掌に何かを握らせると、素早く頬にキスした。



『――っ』



真っ赤になる真歩に、悟志は悪戯に輝く瞳を向けて



『プレゼントの、おまけだよ!』



と言い、リビングから出ていった。



『なっ……によ……っ……私が、唇をあげるって言ったのに……おでこと頬っぺたって……』



真歩は、恨み言とも独り言ともつかない呟きを吐きながら、早鐘を打つ胸を宥めようとする。

だが、一向に収まる気配はなかった。

/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ