この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しては、ならない
第51章 ナイトメアの後で
彼女の腕が首に絡み付き、髪を撫で、その手は背中を愛撫し始める。
『剛さん……どうして……私の元から逃げたの……?』
『菊野……っ……もう……貴女から離れたりしないよ……』
『本当に……本当に?』
彼女は、日溜まりの様に温かく微笑む。
俺も、笑みを返して彼女に口付けた。
触れるだけのキスを何度も繰り返し、どちらからともなく舌を絡ませて咥内を貪りあって、溜め息をもらす。
手を彼女の下腹部へと滑らせて花弁を探し当てると、既に愛の行為を欲して雫が滴っている。
『剛さん……もう……離れないで……身体も心も……離さないで』
吐息混じりの声で耳元で囁かれ、既に猛っていた俺は堪らずに彼女の中へと沈んだ。