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愛しては、ならない
第52章 最後に、もう一度だけ
「う……っ」
彼も唇を噛み、低く呻いた。
苦し気に、そして気持ち良さそうに歯を食い縛り堪える表情が妖しく綺麗で見とれてしまうが、直ぐに(このまま流されてはいけない……)
と思い、彼を見ないように顔を逸らす。
「や……止めなさい」
カラカラの喉からやっとの思いで発した言葉に、彼は眉を歪め笑った。
「止めませんよ」
「止めなさい……!」
「止めません」
「ああっ」
彼の指がブラジャーをたくしあげ、乳房をまさぐり始めた。