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愛しては、ならない
第9章 遊園地での賭け④




「じゃあ……僕はこっちに」


剛と私は左右に分かれ、入り口の前に立った。



「ママ――!
ムリしなくてもいいからね――!
どうしても怖かったら、係員のお兄さんを呼ぶんだよ――!』




祐樹が、ベンチから手を振っている。



私は手を振り返し、剛を見た。


「じ、じゃあ、参りますかっ!
スタート!」



キリッとした声で言いたかったのに、緊張で声がまた裏返った。


でも、もうそんな事を気にしている暇は無い。


剛よりも早く、クリアしてお化け屋敷を出なくてはならないのだから。




「大丈夫……怖くない~怖くない~
お化けは全部作り物かカボチャ……」



呪文を唱える様に、自分に言い聞かせながら意を決して中へ入ったが、入るその時まで剛に見つめられていた事を、私は気付かなかった。


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