この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しては、ならない
第62章 愛しては、ならない②
剛に会ったら沢山聞きたいことがあったのに、いざ彼を目の前にしたら何も言えなくなってしまった。
――大学は楽しい?友達は出来たの?
バイトはどんな仕事をしてるの?
祐樹に聞いたけど、最近眼鏡をかけてるって本当なの?
目が悪くてかけてるだけなの?それとも……私が祐樹に似ているって言ったから、それが嫌でかけているの――?
今好きな女の子はいるの?
……今でも、私を憎んでいるの?……それとも……まだ……好きって思ってくれているの……?
私が聞く前に彼は何度も愛を告げてくれた――