この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第62章 愛しては、ならない②



「……俺は、菊野と居ればそれだけで幸せだ」



剛は私の手を掴み引き寄せて胸に掻き抱き首を振った。



「言っただろう……菊野が居れば俺は」

「私と逃げて……逃げて二人でひっそりと生活して……
それから?」



私の言葉に、剛は目を見開いて絶句する。



――ああ、やっぱり彼は子供なんだわ。同じ年齢の青年に比べて大人びているけれど、そんな彼だって知らない事は沢山ある。

情熱ではちきれそうな今がこの先もずっと続くと信じて疑わない若さ――

その瑞々しい心が眩しくて嬉しいけれど、それだけでは生きてはいけないのよ……剛さん……


/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ