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愛しては、ならない
第9章 遊園地での賭け④



「寒いのかい?
何か羽織る?」


悟志に言われるが、私は努めて平静を装い、うどんを一口啜る。


「大丈夫だよ!
……美味しい……!
身体が温かくなってきたかも……
悟志さん、ひょっとしてお料理教室でも通ってる?」


悟志は、嬉しそうに目尻を下げた。



「良かった……
いや、それは企業秘密だよ!ふふ」



「え――?
教えてよ~
……本当に美味しい!」



私は笑い、うどんを啜り頷いてみせる。


――普通に、振る舞えているだろうか?

と、思いながら。




『隠し事は、あんたには無理ね~』


真歩の言葉が甦る。


そうなのかも知れない。けれど、私は既に大きな秘密を持ってしまっている。


――この胸の中にある、想い。


剛への、熱くて苦しい想い……



誰にも、知られてはいけない。



時には、自分にも嘘を付かなくてはならない……


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