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愛しては、ならない
第9章 遊園地での賭け④
「菊野……
本当かい?」
悟志が、涙を目に浮かべて切なく見つめ、掌を首筋に滑らせて来て、私は身体を震わせてしまう。
「ん……ん……
当たり前……でしょう?」
(――悟志さんは、私を疑って、見張って居たのだ。
私だけでなく、祐樹にまで嘘を付いて……
真歩まで巻き込んで……
真歩が私に話すかも知れない、とは考えられなかったのだろうか?
……それとも、真歩が私に話す事まで見越していたとか……?
それで、私の反応を見ようとして……?)
悟志に首筋に唇を這わせられながら、頭の中は忙しく考えを巡らせていたが、彼の指が太股へと移動して、敏感な蕾をまさぐり始め、私は甘く声を漏らす。