この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第10章 カーネーション




泣かない、と決心をしたばかりなのに、剛のその言葉に、涙腺が再び決壊してしまい、私は馬鹿みたいにしゃくりあげる。


「うぐ……っ」



園長が笑いを噛み殺しながら、背中を擦ってくれているが、私の涙は収まりそうになかった。



「つ……剛さんっ……
わ、わだじ……
こんなんだけど……
つ、剛ざんを……し、じあわぜにじますがらっ……ぐっ……」



「幸せにするって……
西本さん、プロポーズじゃないんだから……」



園長が笑いを噛み殺して、同意を求める様に剛を見た。


剛も、優しい眼差しの中に戸惑いの色が見えたが、私を真っ直ぐに見て頷いている。



「じ……じゃあ……
まずはっ……
わ、わだじを、ママっで呼んで!ねっ?」



涙や洟をティッシュで拭いながら剛に言ったが、剛は面食らった様に口を開けている。


/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ