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愛しては、ならない
第10章 カーネーション



「いつもすいません」


礼儀正しく頭を下げる剛に、私は手をヒラヒラ振る。


「もう~っ!
だから畏まらなくていいのよ!
春からはお家で一緒に暮らすんだからっ!
……時間が無くてカップケーキになっちゃったけど、次はもっと凝ったもの作るわね!」



「そんな……悪いですよ……
いただきます」



彼は、紙を剥いてケーキを口に含んだ。


私はドキドキしながら、彼の顔を穴の開くように見てしまうが、こんなにガン見されたら食べにくいよね、と思い顔を逸らした。



「……美味しいです、とても」



「――ほんとっ!?」


私は勢い好く振り返り、手を叩いて喜びを表してしまう。



「……好きな物の事ですけど」



「え?」



剛が、ふと真顔になり、私は身を乗り出した。


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