この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第10章 カーネーション



剛は、鼻をかんではゴミ箱に捨て、また涙が溢れ、拭いては鼻をかみ丸めて捨てる動作を繰り返す私を見て口元を歪め、ついには笑い出した。


(ま、また、笑われちゃったよ…)



大人の女には程遠い自分を思い知り、私は別の意味で悲しくなり新たな涙が浮かんで来るが、剛が右手をギュッと握り締めて来て、息が止まりそうになる。



「……好きな食べ物が今、分かりました」



「……」



私は、ドキドキしながら彼の目を見た。


彼は、静かに笑いながらこう言った。



「――菊野さんが作ってくれた物が、好きです」



/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ