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愛しては、ならない
第10章 カーネーション



「うんうん、なかなか巧いんじゃないの?
ゴウカク――!」


祐樹が拍手しながらはしゃぐ声がする。


「……ここに、赤いリボンをつけて……
どうだ?」



「うん、可愛い可愛い!
ママ、喜ぶよ――!」



「……誕生日祝いと、母の日と一緒にするってどうなんだ……?
別々にお祝いした方が良くないか?」



私は、ハッとする。

そうだ――
今日は私の26歳の誕生日なのだ。


明後日は五月の第2日曜で母の日なのだが、祐樹が生まれてからは毎年母の日に私の誕生日祝いをしている。



「それは勿論!
パパがね、今日は仕事で遅くなるから、僕と剛でお祝いしてあげてねって言われてるんだよ。
日曜は、改めてパパがママと二人きりでお祝いするって~」



(え……
そうなの?)


私は、日曜に二人きりで、という悟志の企みに若干不安になる。


だが、お祝いしてくれるという気持ちを無下には出来ない。

有り難い幸せと思わなくては……


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