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愛しては、ならない
第3章 ガール・ミーツ・ボーイ
「あっ……あっ……あ」
ひとりでに漏れる、甘い声が自分の物とは到底思えなかった。
その夜悟志は、今までにはしなかった様々なやり方で私を朝まで何度も抱いた。
私はいつしか抵抗する事も忘れて、悟志に打ち付けられるまま、初めて経験する底の見えない快感に沈んだ。
もう、何も考えられなかった。
朝方、ようやく満足した悟志が背中に口づけて囁いた。
「素敵だったよ……菊野……もっと前からこうすれば良かったんだ……」
私は、一気に睡魔と怠さに襲われて、シーツを握り締めたまま意識を失った。