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愛しては、ならない
第16章 貴方との夜

「何が
"次はそれで行こう"
なんですか……
意味が分かりませんよ」
「まあまあ、たまには良いじゃない!そういうお勉強もさ~!
恋だ愛だのナンタラなんて誰も教えてくれないわよ~?
剛君がこれからの青春、間違わない様に真歩先生がレクチャーしてあげるわよ!」
「……真歩先生にだけは教わりたくないですね」
真歩は笑い転げ、車を走らせる。
私は、胸の高鳴りが収まらないでいた。
剛が、私の手をずっと握り締めて居るのだ。
離そうと動かすと、彼はそれを察知し更に強く握る。
涼しい表情で真歩と軽口を利いているが、その手から伝わる熱さは私を困惑させた。

