この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第17章 貴女との夜に



「ふっ……んっ……んんっ」


俺のシャツを掴み、脚をばたつかせ抵抗の仕草をしながら、甘い吐息を漏らし、時折身体を震わせる。


長く長く、唇を貪っていたが、彼女がまた苦しそうに顔を歪めたので離してやると、頬を打たれた。



打たれた頬に思わず触れ、俺は低く笑った。



「初めてですね……
貴女にぶたれるのは……
以前、祐樹と悪戯した時には尻を叩かれましたけど……」



「……っ……ぶ、ぶちたくてぶったんじゃないの……
つ、剛さんが悪いんだから……っ!」



菊野は、俺を殴ったのを早くも後悔しているようだ。


涙を流し、打った俺の右頬にそっと手で触れ、撫でた。


その仕草は、まるで母親が転んで泣いている幼子を
"痛くない、痛くない"
と宥めあやしているかの様に優しく、俺の胸を甘く熱くさせる。


彼女の、そういうところが、たまらなく愛しい。


/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ