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愛しては、ならない
第21章 君の罪は、僕の罪





悟志は振り向き様に、私のエプロンのリボンをほどいて脱がし放り投げる。


「や……止めて」


逃げようとドアノブを掴むが、後ろからブラウスを強く掴まれビリビリと引き裂かれた。


「いやあっ」


手ではだけた胸元を掻き集めるが、悟志に掴まれ左右に広げられ、舐める様に見詰められる。




「……この格好で、剛に助けを求めに行くのかい?」


「さ……悟志さんっ」



私が涙目を向けても、彼は顔色を変えない。
ただ、その瞳の中は蒼い焔が揺らめいていた。




「胸の周りにも……
痕がある」


「――っ」




昨夜と今日の昼間、剛に愛を囁かれ、触れられた痕跡があちこちに付けられている。




「他の場所はどうだ……」

「や……いやっ……
止めて!」




悟志は私を抱えてベッドへ乱暴に倒し、スカートを剥ぎ取り太股を掴んだ。

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