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愛しては、ならない
第27章 絡み合う、蔦
彼女の頬に指で触れると、僅かにその唇が笑うように動く。
「……菊野さん……」
「ん……ん……
剛さ……す……き……」
「……っ」
その寝言を聞いて、俺の躊躇いは吹っ飛んでしまい、彼女の身体を隠している布団を一気に剥ぎ取る。
今、俺の前には一糸纏わぬ美しい身体を晒した彼女がいる。
何の邪魔も入らずに、彼女と一つになれる……
自分の呼吸が荒くなり心臓が早鐘をうつ。
彼女の可愛らしい唇、白い首筋、肌に掛かる黒い髪、大きくて柔らかな乳房、桜色の突起、
滑らかな腰の曲線――
「……っ……」
見ているだけで、昂って暴発してしまいそうだ。