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愛しては、ならない
第27章 絡み合う、蔦
「ち……違っ……」
「違わない……こんなになっていますよ……っ」
俺は一気に自分を引き抜き、指で彼女をそっと開き中をかき回した。
「やあ――っ……イヤっ……イヤっ……」
「ほら……見て下さい。
こんなに俺の指を濡らしています……」
蜜を指で掬い取り彼女の目の前に翳して見せると、涙をその目に一杯に溜めて睨まれるが、その目に俺は痺れてしまう。
「嫌だ……そんな事言わないで」
「もっと、もっと気持ち良くしてあげます……」
「……!
つ……剛さんがそんな事を言うなんて……っ……やだっ」
首を振り、真っ赤になった頬を膨らませ、俺の胸を軽く叩く彼女は、やはり大人の女性には見えなかった。
可愛い――そう思い、笑いを溢す俺に菊野がビンタした。