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愛しては、ならない
第32章 企み②
「すっげ綺麗だ……それに張りがあって大きくて……
最高ですね……」
両手で円を描く動きを繰り返し執拗に揉まれ、私は悶えながら彼の胸を押した。
「やあっ……止めて、もう止めてっ」
「ここまで来て、止めれる訳が無いでしょう?」
彼は、左手で素早くスカートを太股まで捲り、自分の猛りをズボンの布越しに押し付けてきた。
硬くて大きい感触にゾッとする。
彼は私の太股に自分を何度か押し付ける動きを繰り返しながら胸を弄び、呻く。
「く……早く……菊野さんの中へ……入れたい」
「や……いやああっ!」
彼がベルトに手をかけたその時、突然風が吹いて彼の髪が目の前で揺れた。
オレンジの陽射しが眩しくて、私は目を瞑るが、祐樹の叫ぶ声と、何かが倒れる音がした。
身体に被さっていた重さが無くなり、自由に動ける様になり、震える腕で身体をどうにか起こすと、祐樹が倒れた森本に馬乗りになり、彼の髪を掴みながら何度も顔を殴っていた。
「この――!ママに……何するんだ――!」
「祐樹……っ」
私は、祐樹を止めようと思うが、恐怖にすくんだ身体は思うように動かない。