この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
愛しては、ならない
第32章 企み②


森本は、顔を上げないままで泣きそうな声を出す。


「そうだよな……好きだからって……無理に気持ちを押し付けようとするなんて……最低だよな……

許してくれるなら……何度殴ってもいいから……

祐樹……俺を殴ってくれよ」


つい先程、私に獣のように迫ってきた彼と同じように思えなくて、私は混乱しそうになる。

祐樹は彼を見て目をぎらつかせ、森本の髪を掴み上を向かせ、鼻に向かって頭突きした。

森本は声にならない悲鳴を上げて仰け反るが、祐樹は倒れた彼の腕を掴み尚も殴ろうと腕を振り上げる。

私は怖くなり、祐樹を羽交い締めにして必死に言い聞かせた。



「祐樹……祐ちゃん……

ママ、もう大丈夫だから……何でもないから……

もう、許してあげて?」



「――っ俺は嫌だ!

こんな奴はボコボコに――」



「祐樹――!」


その時、インターホンが鳴って、皆はギョッとしてドアの方を見た。






/1680ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ