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愛しては、ならない
第32章 企み②
だが、元はと言えば、私が流されてしまったのがいけないのだ。
私との事が、剛の将来に影を落とす原因になってしまったらいけない。
(私は大人なんだから……
いつもいつも、悟志さんや真歩、母に頼ってばかり来たけれど……
自分でなんとかしなくちゃ……)
「祐樹~!ガールフレンドとチューした~?
真歩せんせいーが教えてあげる~!」
「も――!セクハラ――!
真歩センセ、いつからショタ趣味になったのさ――!」
「――剛さんには言わない。
私が何とかするわ。
警察に相談してもいいし……」
心を決めて私は、じゃれ合う二人に言った。