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愛しては、ならない
第5章 戸惑いの始まり
「さ……悟志さん」
「今夜は二人きりなんだ……
楽しもう……菊野」
浅黒い大きな掌が延びてきて、ブラウスを左右に引っ張るとボタンが飛んだ。
「きゃっ……
乱暴にしない……で」
首筋に吸い付いてくる悟志の胸を弱々しく叩くと、優しい声が鼓膜を擽った。
「ごめんね……
明日、新しい服を買ってあげるからね」
彼が優しいのはそこまでだった。
次の瞬間には荒々しく唇を奪われ、手は休む事無く、身を纏う布を取り去っていく。
あっという間に全裸にされ、首筋から下へとキスが降りてくる。
「あ……ああっ……待って」
熱く火照った悟志の唇が膨らみの先端に辿り着くと、素直に感じる秘園が一気に湿り気を帯びた。