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私の執事さま
第2章 バースデーパーティ

普段のように紳士的に微笑んでいた咲夜は、私と目が合うと更にニコリと目を細め。
誠君に対しても、礼儀正しくお辞儀をする。
「誠様、お久しぶりでございます」
それに対し、誠君もニコニコ微笑んで返した。
「咲夜、久しぶりだね。元気にしてた?」
「ええ、玲奈お嬢様と一緒で病気知らずの頑丈人間で……」
「あはは、相変わらず面白いね、君。玲奈のこと、俺の仕事が忙しい間頼むね?」
私の頭を優しく撫でながら話す誠君の言葉に、咲夜はまたお辞儀をする。
「かしこまりました」
そんなたわいもない咲夜と誠君の会話を聞きながら、私は思い出したように咲夜に話し掛けた。

