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私の執事さま
第2章 バースデーパーティ
「そういえばお父様が呼んでいたんでしょ? 行きましょう、咲夜」
そして誠君の方へ視線を向け、続けると。
「じゃあ誠君、また後で……」
急に誠君の手が肩に回され、体を誠君の方へ引き寄せられる。
その後すぐに耳打ちされたかと思えば、
「プレゼント、楽しみにしていて」
額に軽くキスをされ、不思議な感情が込み上げてくると同時に、パチパチと瞬きを繰り返した。
……プレゼント?
何だろう。
それより誠君って、こんなにボディタッチしてくる人だったかしら。
自分からキスをしてくるなんて、珍しい。