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セフレの彼は幼なじみ
第6章 三度目
 それをごまかす意味もあって、菜那美が言う。

「いやらしい女って思わないでね……」

 陸翔は柔和な表情で手を振りながら答えた。

「そんなこと思うはずがないだろ。別に普通のことじゃん。俺だって、生でしたいって思ってるし。そもそも、俺たちもう、結婚できる年齢なんだぞ」

 陸翔が発した「結婚」という言葉に、胸をときめかせてしまう菜那美。

 決して、「自分としてもらえるかも」といった期待があってのことではなかったが。

 現状のままだと、絵莉花というその彼女こそ、陸翔の妻に一番近い女性だということは、菜那美にも重々分かっている。

 だがそれでも、菜那美はついつい夢見てしまうのだった。

 自らが陸翔と結婚する、菜那美にとって理想の未来を。

 そして、ますます股間を花蜜で濡らす菜那美。




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