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セフレの彼は幼なじみ
第6章 三度目
「その口ぶりでは、すっかり忘れてた様子だな」
愉快そうに言う陸翔に、正直に白状する菜那美。
「あまり意識はしてなかったのは確かかな……。陸翔はもう志望大学って決めたの?」
前々から気になっていたことを菜那美は切り出した。
もし、陸翔がこの春から彼女を作らなければ、「大学も一緒のところへ行かない?」と誘ってみるところだったのだが。
陸翔に彼女ができ、状況が一変してしまったため、言い出す機会も勇気もなくなってしまったのだった。
それに、現状から考えると、陸翔は絵莉花というその彼女と一緒に通うことになりそうなのは、火を見るよりも明らかだ。
そんなことを考えると悲しく寂しい気持ちになってきたが、落ち込んでいる様子を悟られては困るので、平静を装う菜那美。
愉快そうに言う陸翔に、正直に白状する菜那美。
「あまり意識はしてなかったのは確かかな……。陸翔はもう志望大学って決めたの?」
前々から気になっていたことを菜那美は切り出した。
もし、陸翔がこの春から彼女を作らなければ、「大学も一緒のところへ行かない?」と誘ってみるところだったのだが。
陸翔に彼女ができ、状況が一変してしまったため、言い出す機会も勇気もなくなってしまったのだった。
それに、現状から考えると、陸翔は絵莉花というその彼女と一緒に通うことになりそうなのは、火を見るよりも明らかだ。
そんなことを考えると悲しく寂しい気持ちになってきたが、落ち込んでいる様子を悟られては困るので、平静を装う菜那美。