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セフレの彼は幼なじみ
第7章 絵莉花
そんな菜那美の様子を見て、心配そうな表情をみせる智孝。
「こんなところを鷲沢さんに見せても、僕と同じくショックを受けるだけだよね、ごめん。でも、ひとりでは到底、背負い込むことのできない光景だったから、つい……。こんな話ができるのは、鷲沢さんだけだから。道連れにして、本当にごめん」
申し訳なさそうな智孝に、菜那美は慌て気味に言う。
「ううん、気にしないで。むしろ、感謝してるよ、知らせてくれてありがとう。やっぱり……私も、知らないよりは知っておいた方がいいと思うから」
「鷲沢さんがそう言ってくれるなら、助かるよ。しかし、つくづく、僕は器の小さい男だなって思うね。恋人同士なんだから、二人っきりでおしゃべりしても、何らおかしなことではないのに。見ただけで嫉妬するなんて。自己嫌悪に陥るよ……」
「その気持ち、すごく分かるよ……。私だって、本当は……陸翔の幸せを思って、応援してあげなくちゃいけないのに……。そんなこと、分かってるはずなのに……」
菜那美は涙が出てきそうになった。
「こんなところを鷲沢さんに見せても、僕と同じくショックを受けるだけだよね、ごめん。でも、ひとりでは到底、背負い込むことのできない光景だったから、つい……。こんな話ができるのは、鷲沢さんだけだから。道連れにして、本当にごめん」
申し訳なさそうな智孝に、菜那美は慌て気味に言う。
「ううん、気にしないで。むしろ、感謝してるよ、知らせてくれてありがとう。やっぱり……私も、知らないよりは知っておいた方がいいと思うから」
「鷲沢さんがそう言ってくれるなら、助かるよ。しかし、つくづく、僕は器の小さい男だなって思うね。恋人同士なんだから、二人っきりでおしゃべりしても、何らおかしなことではないのに。見ただけで嫉妬するなんて。自己嫌悪に陥るよ……」
「その気持ち、すごく分かるよ……。私だって、本当は……陸翔の幸せを思って、応援してあげなくちゃいけないのに……。そんなこと、分かってるはずなのに……」
菜那美は涙が出てきそうになった。