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セフレの彼は幼なじみ
第7章 絵莉花
 なので菜那美は頷きながら言った。

「うん……その気持ちもよく分かるよ……。絵莉花さんとはお会いしたこともお話したこともないけど、良い人そうなのは分かるから」

「うん、絵莉花はいい子だよ。ふぅ……お互いキツイけど、乗り越えていくしかないね。もっとも、この想いを吹っ切ることはできないし、二人の邪魔をすることもできないんだけど……。結局どうしようもないってことで……。あ、今日も話を聞いてくれてありがとう。話せたことで、ちょっとだけ気分が楽になったよ」

「私も楽になったよ、こちらこそありがとう。また聞いてね」

「もちろん。よろしくね。それじゃ、お互い教室に戻ろう」

 そして、二人は元来た道を引き返したのだった。




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