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セフレの彼は幼なじみ
第8章 四度目
 しかし、至福のひと時は、あっという間に過ぎ去ってしまった。

 楽しい時間や幸せな時間ほど、すぐに過ぎてしまうものだと、菜那美は改めて思い知らされることに。

 陸翔が再度口を開いた。

「そろそろ、離れるぞ」

「う、うん……。ありがとうね、陸翔」

「こちらこそな。気持ちよかったぞ、菜那美」

 そう言って、陸翔は菜那美の頭を優しく撫でる。

 菜那美の心は浮き立っていた。




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