この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
セフレの彼は幼なじみ
第12章 菜那美の母
頭をぽりぽり掻きながら答える陸翔。
「とりあえず候補はいくつかに絞ったよ。夏休み中には、しっかり決めようと思います」
すると、菜那美の母が言う。
「また菜那美と同じ学校、というわけにはいかないわよねぇ? しっかりしてる陸翔君が一緒だと、私も安心していられるんだけど……」
菜那美は絶句した。
菜那美の母は、陸翔に彼女が出来たことを知らないのだ。
菜那美としては、母に伝えることすらツライ事実だったこともあり、言っていなかったのだった。
そして陸翔もまた、菜那美の母には伝えていなかったようだ。
幼なじみの母親に、そんなことを伝える義理はないので、当然のことともいえるが。
恐る恐る陸翔の顔色をうかがう菜那美。
「とりあえず候補はいくつかに絞ったよ。夏休み中には、しっかり決めようと思います」
すると、菜那美の母が言う。
「また菜那美と同じ学校、というわけにはいかないわよねぇ? しっかりしてる陸翔君が一緒だと、私も安心していられるんだけど……」
菜那美は絶句した。
菜那美の母は、陸翔に彼女が出来たことを知らないのだ。
菜那美としては、母に伝えることすらツライ事実だったこともあり、言っていなかったのだった。
そして陸翔もまた、菜那美の母には伝えていなかったようだ。
幼なじみの母親に、そんなことを伝える義理はないので、当然のことともいえるが。
恐る恐る陸翔の顔色をうかがう菜那美。