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セフレの彼は幼なじみ
第13章 共同戦線
ひとりぼっちの帰り道、菜那美は今日のことを振り返っていた。
智孝との計画のお陰で、夏休みイベントへ陸翔と一緒に行ける可能性が生まれたことは大きな収穫だと捉えている菜那美。
しかし、帰り際のやり取りを思い出すと、菜那美の心は沈んだ。
「うーん、やっぱり彼女になりたかった……。今さらこんなことを言っても、後の祭りだけど……」
先ほどは絵莉花に対して、自ら引き下がる形となった菜那美だったが、本心では陸翔と一緒に帰りたい気持ちで溢れていたのだった。
それでも、「彼女でもない自分が出しゃばるといけない」と思い、絵莉花に譲った菜那美。
また、絵莉花が外見だけでなく内面も美しい人だということも、その理由だった。
智孝との計画のお陰で、夏休みイベントへ陸翔と一緒に行ける可能性が生まれたことは大きな収穫だと捉えている菜那美。
しかし、帰り際のやり取りを思い出すと、菜那美の心は沈んだ。
「うーん、やっぱり彼女になりたかった……。今さらこんなことを言っても、後の祭りだけど……」
先ほどは絵莉花に対して、自ら引き下がる形となった菜那美だったが、本心では陸翔と一緒に帰りたい気持ちで溢れていたのだった。
それでも、「彼女でもない自分が出しゃばるといけない」と思い、絵莉花に譲った菜那美。
また、絵莉花が外見だけでなく内面も美しい人だということも、その理由だった。